人はできているところには気がつきにくく、できてないところに目が行くように脳を動かします。

 今、生きているということは、たくさんの成功体験を積み重ね、たくさんの課題を乗り越えてきている証です。

 周りの人と比べてみたり、高い理想にため息をついてみたり、できてない自分に目を向けていませんか?

 人間の脳は、リスク回避の本能からできていないところ、ダメなところに目が向くようにできています。子育てや部下育成でついダメだししたくなるのもそのせいです。

 小さなできていることに目を向けてみましょう。当たり前ではないのです、素晴らしいことなのです。その小さなことに気づくことで、自信がついていきます。自信は行動のモチベーションに繋がります。

 もうひとつ。簡単にできていることで、他の人が苦手と思っていることがあるはずです。それを「才能」と言います。

 「すぐ人と打ち解ける」「論理的に説明できる」「たとえ話が上手い」「人と人とをつなげるのが好き」等々、みんな才能です。

 周りの人から凄いと言われるけど、努力したわけでも無ければ、当たり前だと思っていること、ありませんか?当たり前ではなく才能です。

 がんばって手に入れたものだけが能力ではありませんよ。

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